09/04(土)サンメドウズ練習会

朝、まだ一度も乗っていない段階でハンドルの切れ角を減らしてもらう。これは師匠の提案で、ターンの後半にフルロックに当たってバイクがひょこっと起き上がってしまっていることへの打開策。ノーマルの切れ角が必要になるようなコースはないので。


おっかなびっくり走ってみるが、それよりも高地でエンジンの調子の悪いほうがよほどいつもとの違いが大きいので、ハンドルの切れ角にまで違和感を感じない。前回のサンメドウズではキャブをいじってもらったが、低地に下りたときにまたゴキゲンな状態に戻すのが面倒なので鬼のようにアイドリングを上げて対応。


相変わらず回転が決まらない。下手だからなのか、エンジンのふけが悪いからなのか、切れ角が少なくなってフルロックにしてもバイクがおきなくなったからなのかわからないが、たぶん全部。


4本パイロンに挑戦してみるが、前回のサンメドウズでは16秒台前半が出たのに20秒が切れない。そらそうだ。回転フルロックにならないし、フルロックになってもそれを最後まで維持できないし、維持することにいっぱいいっぱいでめちゃめちゃ遅いもん。


午前中の最後にようやくタイムアタックに挑戦するが、奇跡的に回転が全部決まったときだけかなりよいタイムが出て、それ以外は2秒落ちくらい。これでは一番よかったタイムがMC扱いになってしまう!と思い、午後はかなりがんばってタイムアタックし、ラストで、ベストタイムの1/100秒落ちのタイムまでこぎつけた。案の定、あとで集計されたリザルトをみたらラストのタイムが採用されていたので、がんばってよかったとおもった。


スラロームではハカイダーさんに3周くらいタンデムしてもらう。引き出しのひとつ、として教えてもらった走り方だが、いつもの私の「バイクが直立している時間がない」ブレーキをあまりかけずにだらだらと寝かせ続ける走り方ではなくて、寝ている時間が最小限で、アクセルがあいている時間が長い。旋回があっという間に終わって、旋回したとおもったらもうアクセルがあいている。つい先日HMSで習った走り方に似ているが、一番大きく違うのは、旋回時にスピードが落ちないこと。


VTRで、しかも高地で、クルドカな走り方をしたら旋回後のアクセルオンしてもエンジンがついてこないだろうと思うのだが、旋回時に回転数が全然落ちないので、アクセルを開けた瞬間に加速する。VTRでこんな走り方ができるのかーすごいなーと後部座席で感激した。


じゃあいざ自分でやるとなって、「バンクする時間を短くするように意識するのと、アクセルオンを早くするのを意識するのと、どっちが先ですか」とハカイダーさんにきいてみると、「表裏一体」といわれた。そらそうだ。


とりあえず直線で寝かせ始めるタイミングを遅くして、ブレーキをぎりぎりまで我慢することからはじめたがなかなか寝ている時間が短くならない。また、後ろに速い人がついてくると、どうしても自分ができる一番速い走り方をしようと思ってつい寝かせる時間が長くなってしまう。困ったものだ。


最後の、長いコーススラロームでもまったく同じことが起こって、スピードがあがればあがるほど、自分のブレーキングで曲がりきれるのか自信がなくて、はやくから寝かせ始めてしまい、リスキーな走りになってしまう。タイヤがグリップを失う前にフロントブレーキレバーをパイロンにぶつけて転んでしまった。(つい数日前のHMSでも同じことをやった記憶が・・・)


L字型に直スラに入っていくところで、アクセルオンが遅くて置いていかれるのをハカイダーさんに指摘されて、なんでアクセルオンが遅いのか考えてみるようにといわれる。


私は運動能力・身体能力が「残念な人」なんだから、頭を使おう!頭を!


深いバンク角でrの小さいコーナーで闇雲にアクセルを早く開けたらふっとぶに決まっているのだから、アクセルを早くあけるにはバイクを起こさなきゃいけないよね。というわけで、体と腕で無理やりバイクをひっぱりあげてバイクを起こすことにする。しかし限界がある。何周か走って、素直に他人の走りを見て勉強することにした。


そのあと、同じVTRの、今日初対面のNさんを先導して数周走る。さっきまでPRIMEのチームマリイントラの(私も教えていただいたことがある)Aさんに先導されていたので、私が変なことを教えるまでもない。じゃあ私はせっかく同じ車両なんだからVTRが楽に走れるラインを見せよう!と思って、ゆっくりながらVTRが速度を落とさずに走れるラインを考えて、オーバーアクションで走る。

さっきのL字型に直スラにはいっていくところも、そんな風にラインを考えて走ったら、アクセルが早く開けられた。なるほど、「ここの脱出でいつも置いていかれる」と思って焦る気持ちから、進入で距離を稼ごうとしてバイクを寝かせながらパイロンに突っ込んでいってしまい、結局後が苦しくなってアクセルオンが遅くなってたわけね。


Nさんはさすが講習会やマリで練習しているだけあって、オフセットは基本に忠実なきれいなフォームで速かった。旦那様が転倒で早々にリタイヤしても最後まで一人で練習して帰るガッツの持ち主!ぜひぜひこちらの世界に引っ張りこみたいものだ^^


そんなわけで、サンメドウズの一日は「どうしたらアクセルをもっと早く開けられるのか」を考えるよい契機となった。


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