05/15(日)事務茶屋杯#1と前後の練習

事務茶屋杯のリザルト。
115.63% 【C2 7/11 30/72】


・・・酷いリザルトです。


事務茶屋杯の前日、
「基礎が出来上がっていないうちに競技をはじめてそこそこのタイムが出るようになったから基礎をおろそかにしてしまっている。練習時間や距離は長いかもしれないけれど過去の反省が生かされていなくて同じ課題をずっと残したままただ走りこんでも意味ない」
といわれました。


基礎をおろそかにする気は毛頭なく、
基本に忠実な美しいフォームには憧れるのですが、
ごくごく基礎的なことでも怖くてチャレンジできないことで
ペンディングにしていることはたくさんあります。
(それがおろそかにしているということなのか・・・)


無我夢中で大会に出たり練習でタイムアタックしたりしているうちにもっと怖い思いをしたり、できなくて悔しい思いをしたりして、そのうちふとチャレンジしてみたらできるようになるかもしれない、と楽天的に考えて、とりあえず「おいといて」タイムアタック!実戦!・・・ところが2年も競技をやっていてもいっこうにペンディングにしていた事項はできるようになりません。


〜そんなレベルの技術と精神力でも競技が楽しめるのがVTRという車両のすごいところであり、そんなレベルでもシードタイムが出せるマシンを作れるのがメカニックとしての師匠のすごいところです〜


その上、今まで基礎ができていないところを「無理やりバンクさせる」ことでごまかしてタイムを出していたのに最近は特に左旋回でどうやってバンクさせればいいのかわからなくなってきて、それすらできなくなってきたので、ここ数回の練習では師匠にお願いして8の字の練習を見ていただきました。


目、肩、腰。どこぞの薬のCMみたいですが、練習会の会場でスタンドかけてバイクにまたがってひたすら後ろを振り向く練習だけしていた140%くらいの頃とちっともフォームが変わっていないことを指摘されました。パイロンをおくといきなりバンク角が減って下手になるのも同じ。


結局茶屋前日も、120%を切れずに悩んでいた頃にフォーム矯正のためにやっていた、「シールドの両端に目隠しテープを貼って視界を狭くし、目だけでなくて体で旋回の先をみる」という練習をやりました。


また、一方ではガッツセクションの練習もしました。


自分が参加できなかった中部大会のレイアウトに「出口が規制されたセクション」が多すぎるのを見て震え上がり
触発された中部帰りのチームメンバーがガッツセクションを多用したタイムアタックコースを作ってくれたのに
「フルロックで回転したあとの出口が規制されたコース」が怖くてどうしてもチャレンジできませんでした。


これではいけない、と思って
茶屋前日に一人で練習場の隅っこにガッツセクションを作ってちまちまと練習していたのですが、


(1)出口の曲がりきれないところにパイロンがあるかもしれないとおもって怖くて曲がりだすきっかけがつかめずどんどん遠くにいってしまう。


(2)曲がることはできるようになるが、フルロックが怖くて(いざというときにさらにハンドルを切ってバイクを立てるということができないので)怖くてフルロックできない。必然的にパイロン間を通れずコースアウトしてしまう。


(3)決めたところでフルロックできるようにはなるが、フルロックした状態でぎりぎりのところにパイロンが目にはいると「今この瞬間にもロックが解けてパイロンを踏んで転ぶかもしれない。だったら態勢を立て直せる今のうちにバイクを起こしてしまおう」と瞬間的に思ってしまい、バイクを起こしてコースアウトしてしまう。


と段階を踏み、何十回も挑戦してようやく、安全マージンを取らずにフルロックで回転することができるようになりました。


翌日の事務茶屋はまさかの、中盤とゴール前に出口の規制されたセクションのあるコースでした。
一夜漬けでヤマがあたったというべきところでしょうが
練習の成果はまったく出せませんでした、


当該セクションではコースウォーク時に何十回も「地面のここをフロントタイヤがなめるように回転を始めれば多少ロックが解けても絶対に通れる」と頭の中で何度もトレースしたのに、出走前8の字やそのセクションまでの間にうまくフルロック旋回ができなかったので自信を失ってしまい、結局想定以上に安全マージンを取ってしまいました。


ただ動画を見ると、回転そのものがフルロックできていなくて遅かったり、安全マージンを取りすぎていたりというのはもちろんですが、それ以上に、「きたる低速セクションへの自信のなさ」から、その前のアプローチの段階で異常にはやくアクセルオフし、だらだらと惰性で走る「心の準備の時間」としか思えないような距離が長いことのほうが重症です。


茶屋を終えた時点で自分の課題は
・肩。腰をまわして旋回の先を見る
・バイクを寝かせるタイミングを早くする。(特に苦手な左旋回が突っ込みすぎなので)
ニーグリップする。(両足で倒し込む)
・フルロックが目的ではなく手段になるようにする。走りこんでブレーキングしはじめの場所と量を覚えて出来るようになるのはあたりまえ。朝の1走目から確実にできるような進入のきっかけ、バンク角、ブレーキングを体に叩き込む。


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