12/07(木)HMS中級@桶川

平日中級4回目に行ってきました〜。
イントラさんはYFさん&M川さん。走行距離57.9km。受講者14名くらい。
今日も全体的なペースやコースレイアウトは緩めでした。ただし、コースレイアウトが緩めだったために長いコースでもすぐに後ろの人に追いつかれてしまって、申し訳なかったです。


初級中級上級全て開催されていましたが、バリアブルは午前中誰も使っていなくて、非常に贅沢な空間の使い方だなぁと思ってしまいました。


今日の自分の課題は、左旋廻中に体が外に逃げるフォームの矯正と、アクセルの開け際を丁寧にすること。

■午前中のメニュー
1)加減速(できるだけ短い距離で連続して)


2)緩くもなくきつくもないオフセット⇒4.5mくらいの直パイ5本くらい⇒規制パイロンのあるミニ定常円みたいなの半周×2つ⇒Uターン⇒入口に向かって「5m弱間隔」の直パイ20本くらい
※直パイのみ立ち姿勢&高いギアで⇒着座姿勢で高いギアから徐々に低いギアで


■午後のメニュー
1)直線部分が長く、間隔は少しきつめのオフセット⇒入口だけ3連続Uターンの初級設定バリアブル

2)市街地&新コース(市街地は規制パイロンなし、新コースは円周上に沿った直パイ、90度曲がって直パイ、変形直パイ、UターンとUターンの間の直パイ、とか)


加減速では、アクセルの開け際がラフな人が多いとYFさん。自分もバリアブルで、慣れたレイアウトなのをいいことにいいかげんにアクセルを開けていることが多いので、今日はアクセルの開け際を丁寧に、一回一回遊びをとることを考えてやりました。フロントブレーキ使うと、アクセルの遊びをとるのって難しいですね。


オフセットでは、アクセルの遊びをとってなめらかに加速に移ることと、バイクを腰で倒して外に体が逃げないように、体ごとバイクについていくことを心掛けました。特に、最初は右旋廻がダメ、と言われていたのに練習しているうちに右はよくなったけど左がだめ、といわれるようになってきたので、今日は左旋廻で体が逃げないように注意。


オフセットはきつくなかったので、バイクが自分自身で向きを変えようとするのをじっくり待って、その間にアクセルの遊びをとることに集中することができました。最初はエンブレだけで走って、徐々にリアブレーキを使えるように速度をあげて。でもフロントを意識した途端にアクセルのほうがお留守になりました。「フロントブレーキをリリースしつつリアブレーキは引きずって、その間にアクセルの遊びをとって、あ、もちろんフロント使えるくらいの速度はちゃんと作って・・・」なんて体がついていかない・・・。


直パイからは2速にあげてとおりました。進入口と出口がかなり狭く制限されている小さい半円を通るときには、(バリアブルのトイレ前みたいな感じなんですが)多分もっと速度がのったまま、アクセルを一定にして、体をすばやく切換えて通るんだろうなぁとは思ったのですが、つい速度を落としてしまって、アクセルのあけどころがなくて失速してしまうこと多し。


あと、規制パイロンを見るとすぐにおびえて腰だけでバイクを倒して「とにかく決められたところを通ること」だけを最優先にしてしまってフォームが崩れるのが自分でもわかって悔しかったです。5週間くらいそればっかり練習してきたのにたかが寝てるパイロン1本や2本で!


左周りのUターンは、ママチャリで練習してきたせいか、曲がる瞬間に怖がらずに力を抜くっていうのが少しできて、思った以上に小さく回れて嬉しかったです。2速だったのでアクセルを滑らかに開けられたっていうのも大きいと思いますが。


で、立ち姿勢での直パイは前のエントリに書いたとおり。自分にできるわけないと思っていましたが、やってみてできた時には嬉しかったなぁ。足もパンパンになりましたが、「左、右、左、右・・・」とずっと呟きながらやっていたので喉もカラカラになりました。ただ、周りの人がやるのを見ているとわりと足が伸びているのに、私はものすごく膝が曲がっている意識があるので(重心が高くなるのが怖いのでしょう)はたからみたらものすごいへっぴり腰なのかもしれないです。


で、立ち姿勢での直パイをやって、次の周回でオフセットのあとの直パイ数本のところにくると、それ以前よりもスムーズに通れる。勿論アクセルでバイクを起こさなくてはいけないのでそれに失敗して飛び出したりすることはあるのですが、腰じゃなくてステップを踏んでバイクを倒せるようになった気がしました。


もともと高いギアでの直スラは、適量のアクセルを開けて起こすという精密な作業が必要なくなるので、とにかく決められた場所で倒しさえすれば通れる、という安心感があって、初級でフォームを直される前は腰だけでくねくねと倒して体は見事に反対側に逃げていたのですが、立ち姿勢での加重の練習をしたことで少し直ったかなぁ?ちょっとこれに関しては自分では分かりませんでした。ステップを踏む感覚を忘れかけてきたなと思うと立ち姿勢に戻ったりして練習してみたのですが・・・。

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午後は、長い直線のあるオフセットと、3連続Uターンのあるバリアブル。午前中に引き続き、アクセルの遊びをとることと、体が外に逃げないように、だけに集中。


前回中級に出たときに、市街地コースですっかり右回りUターンを克服した気でいたので、3連続Uターンは怖くないと思っていたのですが、フタをあけてみたら全然通れませんでした。リアブレーキを踏みながらバイクの向きが変わるまで恐怖をおさえて我慢はできるようになったのですが、ほとんど倒れる寸前になっているので、どんなにアクセルをそっとあけてもリアタイヤがずるっとすべったり、内側に失速ゴケしそうになったりでさっぱりうまく通れず。慣熟走行で「あっ今日ダメだ!」と苦手意識を持ってしまうともうだめですね・・・。恐怖心との戦いです。


このあたりでM川さんに、「今日は左周りが不調?」といわれました。「今日も何もいつも不調です」と教えを請うと、前回と同じように、やはり左手でハンドルを押し返しているといわれました。もっとハンドルを懐に引き込むようにと。あと、体が外に逃げないように肩を入れているのは後ろから見ていてもよくわかるのだけれど、あれくらいのスピードなら肩を入れるというより、左腕は脱力して肩が自然に下がるように。また、体をいくら入れても、バランスをとるために右足(外足)でステップ踏んでいたらバイクは起きてしまう、左足でもっと思い切ってステップを踏むようにと。


また、右回りUターンができないのも、最初から肩を内側にぶつけて、フォームを固めてしまうから、バイクがゆっくりと向きを変えている間体が固まって何も働きかけをしていない状態になっていることが大きいそうです。単に怖くてリアブレーキ踏みすぎなだけではないんですね。うまく言葉で表現はできないのですが、バイクの動きにあわせて、途中からふわっと回しこむ(無理やりハンドルを切るという意味ではなくて)、みたいな感覚が求められているということは分かりました。


意識してできることではないのだけれど、たまーーーーに上手にUターンできたなと思うときには、「バイクの向きが変わるまで我慢できた」といっても、たしかに最初から最後までずっと固まっているのではなくて、余裕を持ってバイクの角度が深くなってスピードが落ちていくのを待って、それにあわせてなんとなく体の働き掛け方がかわっていっている気がするから。


バイクを先に倒すことばかり考えていてもうまくいかないし、体が逃げないようにとばかり考えていてもうまくいかない。難しいなぁ。怖いなぁ。楽しいけど。

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市街地&新コースは、Uターンがあったり直パイがあったり、いかにも「本日のまとめのコースです」というかんじ。


初級だと直スラってそれだけでもう一個のイベントだから、心の準備する区間があって、まっすぐ直スラに入るわけですが、中級だと90度曲がって直スラに入ったり、Uターンして直スラに入ったり、円周上に直スラがあったりで、まさにある意味直スラが「目的でなく手段」になるのですね。


日本史の一問一答問題集では歴史名辞そのものが解答だったのに、論述問題では歴史名辞は知っていてあたりまえ、今度はそれをツールとして使って論述しなくてはいけない・・・というような場違いな経験が思い浮かんで、あまりの自分らしさに走りながら笑えてきました。


初級レイアウトだと、「通れないパイロン」はないけれど、中級レイアウトだと、怖くて通れないとかじゃなく自分の技量では仮に恐怖心がゼロになったとしても無理、っていうレイアウトがあって、どうしても通れないパイロンが何本かあります。


でも何周も何周も走っているうちに、「ああこれはパイロンとパイロンの真中を通っていれば合格なんじゃなくて、ちょっとずつ手前側を通るようにして、最後のパイロンのギリギリのところを回るようにすると、90度曲がった次のパイロンが曲がれるようになるんだー」とか、「ここは小さいオフセットじゃなくて変形の直スラだと思って、バイクを立ててまっすぐ走らせる時間を作らずにすぐに反対側に倒すと通れるんだー」とか発見があって、嬉しい。「パイロンを小さく回る」こともここでは目的じゃなくて手段なんですね〜。


1回だけ速度が落ちすぎて全然傾けられなくなり、ハンドルがフルロックになったのですが、今まで数回経験したフルロックのシチュエーションでは、カコンとぶつかった瞬間に上半身の力で無理やりバイクを引き起こしていたのに、このときは「アリの歩みのような速度でも、絶対ここに並んだ4本のパイロン全部通過してやる」と思って走っていたのでそのままバイクを起こさずに堪えることができました。多分フルロックなんて全く必要ないセクションだったとおもうのですが(^^;)


走っているうちに、YFさんが追尾してくださって、「左旋廻の時に左肩があがってますよー」と指摘してくださいました。自分としては左肩をあげようと思っているわけではなく、全身全霊で左肩を下げて左ステップを踏むように回っているつもりなので、もうこれはお手上げだとおもい、「どうすれば直りますか?」と単純な質問をぶつけてみると、えっ?!というリアクションをされました。


普通の人は左肩があがっているといわれれば左肩を下げようと思えば下げられるのか・・・。


「左のステップ踏んでなるべく左側が上がらないように気をつけて走っているんですけど・・・」というと、「ステップ踏んで力が入って腕が突っ張っているのかもしれませんね」とのこと。「肘を曲げればいいんですかね?」と聞いてみると「それでいいと思いますよ」という話なので、今度は左旋廻のときに、可能な限り左腕の力を抜いてみることにしました。


片手は怖すぎてできないので、左旋廻に入る時から、左手を開いて、グリップに載せるだけにして、ママチャリの時と同じように旋廻に入る前に大きく息をすって、ふわーーーーとはきながら。


これを続けていると、M川さんにもYFさんにも「左がちょっとよくなってきました」と言われました。やった!!


自分としては、右旋回の時に、アクセルを握る手の肘が体につっかかってしまうような気がしていつもはっとして脇をあけて懐を深くするのですが、左側ってそういう風に思ったことないんですよね。こんなに毎度毎度左がダメ!って言われるのに自分では分からないんだから、やっぱり人に教わるのって大切。いや、人に教わらずに走ったことなんかないんだけど・・・。


まあそんなわけで、今日も充実した一日でした。けれど、週末の中級を見ていて、実際自分が平日の中級に参加すると、明らかにペースがゆっくりだなって分かるのに、いざ走ってみると周りの人に全然追いつけないので、まだまだ暫くは平日で頑張ることになりそうです。