06/27(土)自主練習

練習のはじめに久しぶりに8の字GPをやったら、タイヤを暖める程度の練習しかしておらず、特に頑張りすぎたわけではないのにフロントブレーキガツン!でイチかバチか、一気に向き変えをしていたときと同じ32秒台が出ました。今までの練習では一進一退、むしろ遅くなったりすることもあったけれど、三歩進んで二歩下がる、一歩ずつは前にすすんでいるんだと思ってうれしかったです。


さて、今日の自主練習は、先生が「足つきターンと足をつかないターンのどちらが速いのか計測する」と言い始めたことから、フリーターン祭りになりました。


光電管を使って、目標のパイロンを置いたターン、慣れたらパイロンをなくしてのターン、遠くから長い直線をとった後のターン、ゲート通過形式の8の字を連続して・・・など目が回るくらいフリーターンをやりました。


自分はパイロンを置いたときの右回りが一番タイムがよく、左回りは「別人のよう」と言われるほどタイムが落ちます。長い直線の後のワンメイク?フリーターンのほうがより顕著で、得意な右回りは速度を残したままターンに飛び込めるために思い切ってフロントブレーキをかけつつバンクして旋回できるのですが、苦手意識のある左回りは減速しすぎてしまい、バンクに必要な速度が残せずフロントブレーキもかけられません。


ゲート通過形式の8の字だと、右旋回の後に車体を起こすためにアクセルをある程度開け、すぐに左旋回への倒しこみに入るため、長い直線の後よりもスピードのある状態で左旋回を始めざるを得ず、逆に必要なバンク角がとれてフロントブレーキを使うことができ、ごまかしがききます。


逆にワンメイクの場合は、ゲートにまっすぐ入って左右に振ってから勢いで倒しこんで旋回に入るよりも、ラインに無駄があるんじゃ?と思うほど大胆に斜めに入って、8の字の片側を描くようなつもりのほうがよいタイムが出ることが分かりました。


先日のD杯のゲート通過形式のフリーターンでは、第1ヒートは周りと同様に8の字、第2ヒートはラインを必死に考えてほとんどやっている人のいない右⇒右の平行四辺形を描くとおり方をしましたが、正解だったと思いました。やはり右と左の旋回には顕著に差があるので、理想としては左右の苦手をなくして同じようにうまくできなくてはいけないのですが、現在の実力でタイムを出すことを考えたら、自分の得意な旋回を生かすライン取りを考えることは無駄ではないみたい。


往復フリーターンの場合は、ラインが許せば右⇒右、どうしても左右両方やらないと次のラインに繋がらない場合は、苦手な左を先に終わらせるのではなくて右旋回をはじめにやってアクセルオンで車体を起こす勢いで倒しこむほうがよい、とか色々なパターンが考えられて非常によい練習になりました。


ただしいずれの場合も、十分なスピードを残して躊躇なく思い切りフロントブレーキをかけ、カラダがよじれるくらい行き先に腰を向ける、ということができないとダメです。バイクが寝ていないとタイヤの設地面が大きすぎ、路面からの抵抗が大きくブレーキングで一気にタイヤが切れ込んでしまい逆に怖い思いをする。また寝ていないと向きが変わるのが遅いからなかなかアクセルを開け始められなくて失速ゴケしそうになる。バイクを寝かせないことは百害あって一利なし、なのです。(頭でわかってもなかなか低速でバイクを寝かせるのは怖いのですが)


怖い時こそバンク。転ばないためにバンク。旋回の前半でフルロック、後半で出来るだけ早くあけ始め、「止まる」時間を作らない。これが理想です。

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