09/23（水）チーム練

チーム練ではタイム計測ができるところが８本パイロンしかなく、人が集中してしまって今日はじめて８本パイロンに挑戦する人が気兼ねなくできないのではないかと気になったので、人がばらけるといいなぁと思ってお願いしてミニタイムアタックコースを作っていただきました。

東北大会の最後のセクションに似たガッツセクションをメインに据えたミニタイムアタックコースでは、セクションの進入と脱出に切り返しが不要な分、左回りが絶対に有利です。

フルロックでスムーズに最小半径で回っている右回りと、フルロックになるかどうかはイチかバチか、マージンとりまくりハンドルおさえまくりバイク直立状態でじりじり回っている左回りでも、１秒差ないので、あの２回の切り返しがどんなに無駄かというのがよくわかりました。左右同じようにできないといけないなとあらためて痛感。

右回りで安定してタイムが出るようになったところで何度か左周りに挑戦したのですが、ゲートのパイロンを踏んで滑ってあさっての方向に向かってバイクが進んでいってしまうのが怖くて結局最後は右回りばかり練習してしまいました。

回転も、進入のスピード作りは安定してきたのですが、結局同じ景色の中で、どこでブレーキをかけてどこでシートに加重を始めればうまいこと回転ができるかというのを何度もタイムアタックをする中で覚えてしまっただけで、パイロンに対してどれくらいの距離、というのは結局まだカラダにたたきこまれていない気がします。

自分がオフセットや直スラにだけは苦手意識を感じないのは、HMSの３年間で、パイロンの間隔が広くなろうが狭くなろうが、パイロンに対してこの進入速度、このバンク角でアプローチすれば絶対にこの半径で曲がれるというのがカラダにたたきこまれているからなので、回転やフリーターンでもそうなるには同じように練習してカラダに叩き込まなくてはいけないのだと思います。

東北大会で自分の実力に比してタイム比がよかったのは、オフセットや切り返しの多いレイアウトであり、自分にとって「計算できる部分」が多く、走った時の次のパイロンの見え方や切り返しのタイミングなどがイメージできたこと、前日に走りこんで路面になれていたために、ほぼイメージしたとおり、計算どおりのアプローチができたことが原因だとおもいます。

結局ミニタイムアタックコースでは、１秒しかタイムが伸びませんでした。タイムアタック中、回転で、フルロックにはなっているけれど、リアブレーキで調整しながらじりじり回っているだけで、タイヤの安定するところで地面を押し出して回るような回転はできていない、バンク角が足りない、という自覚がありました。タイヤの減り具合も気になり、どうしてもバンクを深くすることができなかったのですが、最後の最後にあまりにもタイムが伸びないのに業を煮やして、隅っこのほうで猛然と８の字をやり、「私はもっと速く走りたいの！」と思ったことで恐怖心がなくなり、「タイヤのエッジを立てる」感覚を思い出しました。でもこれでタイムが伸びると確信したのにタイムは全く伸びず、相当落ち込みました。

同じ条件で同じ操作をやっていたらミスのありなしでタイムがコンマ数秒の違いしかないのは当たり前ですが、ちがうことをやっているのにタイムが同じっていうのは落ち込みます。

８本パイロンでも、「タイヤのエッジを立てる」感覚を思い出して走ると、明らかにブレーキに頼らずに鋭い旋回ができて、脱出時のスピードを落とさずに走れている気がするのに、ゴールに戻ってくるとタイムが伸びていない。

結局午後３時ごろにミニタイムアタックコースで38秒真ん中くらい、８本パイロンで59秒後半が数回でたのが今日のベストで、あとは落ちっぱなしでした。

８本パイロンでタイムが59秒より伸びないのは、オフセット以外の大きい８の字で、１つのオーバルをパーシャルで走りきることができず、VTR的には無駄な加減速を入れてパイロンを直線で結ぶような走り方をしてしまっているのが原因だと思うのですが（パーシャルを作ることはできても、加速減速を行ったときの減速後のスピードでずっと回っているだけなので、加減速したほうが速い）、それができなくても、きちんとタイヤのエッジを立ててオフセットだけでも高い速度域で走りきれれば59秒台は出るはず。

というわけであまりタイムが伸びず、迷走気味でしたが、練習でご一緒した女の子ライダーがすごい勢いで速くなっていくのを目の当たりにして、しかも楽しそうにマイペースで練習してくれていたのでそういう面ではチーム練ってうれしいな、楽しいな、と思えてすごくよい一日でした。

バイクは修行でも苦行でもないし！楽しく乗らなきゃねー。

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