07/03(日)事務茶屋杯#2

今日もキューピーコーワゴールドのおかげで行ける!タイヤ交換してもらっていたおかげでコースウォーク1回しかしてないけれどなぜかあふれる自信。ウォームアップのスラロームも怖くない!ディアブロ最高!しかもコースはスタートしてすぐに8の字。スタートしてすぐに8の字が続く大会では私はいい成績を残しているので「なんかいけそう」な気がする。


出走前の8の字で、前日のように回転が決まらず、リアブレーキを解放しないとふらつくのが気になるがとりあえずスタート。


8分山のディアブロで走る大きな8の字ほど楽しいものはない。気持ちよすぎて直スラの前の折り返しポイントを見失って行き過ぎたけれど集中力は切れず。


下り坂の右回転は勇気がなくて進入のバンク角が浅く、なかなかロックに当たらなかった上に不安定でリアブレーキを小刻みに踏んで離してを繰り返しながらバランスをとって回っていたので遅い。


スロットル全開でふけきった状態でとびこむ左回転、自信がなくアクセルオフがはやすぎ。昨日の練習会で出来ないところを放置していたことを悔やみながら回っていたらどれだけ回ったかわからなくなる。左の小さいオーバルは加速とブレーキではなく開けっ放しで膝でねじふせて回ろうと思っていたのにすっかり目算が狂ってしまった。


右回転はやっぱりふらつきながらで遅い。1分30秒なんとかでゴール。ほかのシードのタイムを聞いていなかったので自分のタイムが遅いのかどうかわからなかったが、周りから「30秒なわけない。絶対なんかやってる」といわれ、やはり回転で回りすぎたのか?とおもいビデオ撮影してくれていたチームの人に聞いてみるが確証がない。昼休みにビデオで検証してようやく回りすぎを確信。


C2の上半分は20秒台前半で走っているので回転半周多かったとしても全然追いつかない。前半の8の字やスラロームの感触のよさとタイムが結びつかず、周りに「私の走りどうでした?」と珍しくきいてまわる。


2H目はウォームアップで少しずつアイドリングをあげ、出走前8の字でさらにあげるが大胆になりきれず、昨日ほど回転が決まらないままにスタート。


1H目で妙に自信をつけたのであちこちでオーバーラン。突っ込みすぎて旋回の準備が遅く、ブレーキでバイクが起きてしまうのを無理やりねじ伏せながら走る。おにぎりコーナーへの進入の前にはタイヤが暴れてびびってバイクを起こしてしまったため、そのあとライン通過までリズムに乗れない。回転もいまいち。1H目で失敗したところはまわりすぎなかったものの遅すぎて泣ける。


結局、「アタシの回転を見ろ」の部分だけが綺麗になくなった4秒UPの1分26秒なんとか。


同じチームのC2勢にはちょっとショックなくらい離され、「今日はめちゃめちゃ乗れてたのにこんなに離されるのか」と落ち込む。同時に、昨日うまくいかなかったところを克服する練習をせずに大会に臨んだことを悔やむ。


【動画を見る前に悪かったと考えていたところ】

■狭路通過のあとの右回転、下り坂なので倒すのをためらってしまったので遅い(H1、H2)
■H2で連続おにぎりに入る前にタイヤが暴れて怖がってバイクを起こしてしまったからそのあとのおにぎりコーナーにスピードを載せたまま入れなかった(H2)
■ライン通過のところで深くライン内に入りすぎて回転数が落ちすぎ(H1、H2)
■左の「の」の字旋回に進入する際のアクセルオフが早い(H1)
■左の「の」の字旋回にの進入でスピードを落としすぎて寝かせられなかった。フルロックにこだわらずにスピードを残してオーバルにつなげようと思ったのにどっちつかずになってしまい、アクセル開けっ放しでオーバルを回るつもりが結局加速と減速を入れなくてはいけなかった。(H2)
■最後の右回転の攻めが足りない。(H1、H2)


【動画を見る前によかったと考えていたところ】
■最初の3連続8の字とゴール直前の島周り。コース幅をめいっぱいつかって、バンクを深くし、スピードを落とさず走れたつもり。
■サーキット寄りの直線前の左270度。フルロックするのかしないのかどっちつかずにならず、フルロックしない、スピード落とさない、と決意したとおりに走れた。


動画を見てみたら、まあ低速系の反省点については自覚していたとおり。回転から脱出するときの加速が悪いのに、回転の弧の大きさもスピードもビッグバイクと同じじゃ話にならない。


ただ、よかったと思っていたところもそんなによくなかったことのほうがショック。


旋回の進入と旋回中のスピードはほかのC2選手に比べてそんなに遜色ないのだけれど、後半の旋回弧が大きいわりにアクセルのあけ始めが遅いから脱出で遅れをとってしまっている。旋回のスピードを落とさずに回れたことで満足して、パーシャルにしている時間が長すぎるみたいだ。


自分で「今まで苦手だったスラロームがすごくよくなった」とおもっていたのにほかのシード選手と同時再生すると明らかにスラロームでどんどん遅れをとっているのをみると、今までの自分の「ここからあける」というなんとなくのイメージを一度ぶち壊して全てのコーナーで無茶だと思うくらい早くからあけないとダメなのかもしれないと思った。


低速セクションも苦手だけれど、低速セクションそのものを早く回ることと同時に、もっと脱出を早くしなきゃいけないということを痛感した。


しかし、このことをマーシャルのH氏に聞いてみると、
「立ち上がりに問題がある」という着眼点については合っているが、その立ち上がりでもっと早くあけるために必要なのが気合と根性だという考え方が違っていたみたいだ。


気合と根性があってもあけようがないライン取りをしているのがまず悪い。突っ込みすぎを自覚できていない。
とにかく私はそのあけ始めのポイントをことごとくはずしているとのこと。


H氏いわくタイムの出ている選手は
「車種を問わず みんな立ち上がりで同じ位置に同じ姿勢で開け始めてるでしょ?
彼等はコース上で『ドコから開け始めるか?』をまず初めに見つけ出して そこに行く為にはドコからどうやって進入するか…を考えます。」
とのことだ。


どこから開けるべきなのか、そこからあけるためにはどこで減速してどのくらいのターン弧で進入すればいいのか、まったく考えていなかった。


今回の茶屋のタイムが公式戦の3〜4%落ちだとすると、私の好きなコースで、かつ好きなセクションはほぼイメージしたとおりに走れたという自覚があるのにぎりぎりクラスタイムというのは深刻だと思っていたけれど、イメージが間違っていたのであればまだ救いがあるか。


またこの日は、自分の走り以外にもとてもうれしいことがあった。このブログを通して知り合った女性がNクラスで大会デビューしたことだ。


私は同じつらさを経験したことがあるというだけで会ったこともない彼女に、「じゃあジムカーナやろうよ」って言っただけだけれど、バイク自体初心者で一緒に走ってくれる人もいなくて自走が怖かった彼女はお金と時間を(傍から見ていて不安になるほど)レンタル車両のHMSに費やし、私と対極の理系思考で頭を使って練習し、一方周囲の人に引っ張ってもらって自走で街乗りの経験値をつんで、やったこともないジムカーナのDVDを買いまくってイメトレし、わずかな土日休みのチャンスを利用してめちゃめちゃ遠い、私たちのチームの練習会場まで自走でやってきた。


5月、はじめて事務練の会場にきたときには、直スラでアクセルオンとオフのタイミングがまったく逆で、タイムアタックコースも先導されて数回体験走行するのがやっとだったのに、6月、私が病気で倒れている間にほかのチーム員に回転の猛特訓を受けて、7月にはトレインでステップ擦って走れるようになった。デビュー戦も、H1、H2ともにミスコースなしで立派に走りきった。


スラロームが速くなってきたから、自信がついてきたから、腕試しにジムカーナをやってみる」、じゃなくて一番初心者の段階からジムカーナを競技としてとらえて、戦うために必要な練習と投資をする、という競技者志向の人はNLではもちろんノービス全体でもそうそういないんじゃないだろうか。そうやって育っていく彼女がこれからどういう成長を遂げるのか興味しんしんだ。


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07/02(土)チーム練習会

茶屋杯前日の練習会。
最近は異常に疲れていて練習中も大会中も寝てばかりでスタートラインに立っても集中できないということが続いており、一日継続して走れたことがないのだけれど、「キューピーコーワゴールド」という強い味方と出会ったのでこの日は一日元気に走ることができた。


ここのところ、常に熱中症一歩手前というか、大会ではいつも息が苦しく、ふわふわしていた。シグナルの前に立っても霧が晴れて視界がクリアになるようなあの感覚がなく、集中力がまったくないままシグナルがなるので仕方なくスタートする、というかんじだった。


技術もない、度胸もない、運動神経もない、バランス感覚もない、センスもない、自慢は集中力だけだった私が集中力を失ったら何も勝負できるものがないよ、と最近本当に落ち込んでいたのだけれど、これならいける!


さて、J杯の前の日に、「私の『まっすぐ』は『まっすぐ』じゃなくて『ちょっとだけ右向き』」という単純なことに気づいて、左旋回がだいぶよくなってきた。しかし回転が全然決まらない。おっそい。


リアブレーキを小刻みに踏んだり解放したりして、失速してふらつくのをおさえながらじりじり回っているのだけれど、以前はもっとバイクが前へ前へ進もうとする感じだったよなあと考え、最近2500回転くらいにしていたアイドリングを昔調子がよかったときのような3500回転くらいにしてみる。進入で寝かせるのをためらうとあっという間にロックが解けてしまうけれど、進入で躊躇なく寝かせることさえできれば以前のようにどんどん進む気がする。速いんじゃない?


フロントもリアも終わりかけのタイヤだったけれど、座り方を変えて「曲がれる」自信が出てきたので高速コーナーでもいいかんじに旋回スピードをあげられるようになってきた。タイムアタックのタイムもいい。


大会によい気分で臨めるのは久しぶりだ。


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06/12(日)J杯#1@トミン

公式戦で2回目のクラスタイムが出ました。


114.28%
C2 12/18位
総合69/105位


前回公式戦でクラスタイムが出たときは心身車両全てが何か神がかっていて、自分の過去の戦績に入れてよいのかわからないので、実質初めてクラスタイムを出したような気がします。


もちろん生タイムトップのTさんにペナがつき、Yさんのタイムが100%になったということに助けられており、また昇格者もたくさんいてC2の上半分は110%付近を出しているので相対的には決してよい成績ではありません。そもそも順位を見ればそれはわかりますが。


ただ、うまくいかないところもあり、自信がないところもあるネガティブな「いつもの私」でありながら普通に走ってなんとかクラスタイムが出たということで心底ほっとしています。


ここのところずっと基本練習をやっていて、開眼したと思ってタイムを計ったらめちゃめちゃ遅くて、なんのことはない、ゆっくり走っていたから今までできなかった操作ができてうまくなった気がしただけだった、とがっかりしたりしていました。


その操作が出来た「経験」というのはもちろんプラスになるのだと思いますが、(本来ならHMSに半年も通えばできるようになるはずなのですが・・・)まだやはりその操作自体が「目的」になっていると2H勝負の大会のスピードレンジでその操作を「手段」として使うことはできません。


付け焼刃じゃダメだよね、とりあえず今日はフルバンクでアクセル全開が目標だ、と気持ちを切り替えて大会に臨んだらウェットを想定された回転ばっかり規制ばっかりのコテコテコースorz


ただこのコースでは、ここのところ丁寧な操作の練習をしてきたという経験は少なくともプラスになったようで、速く走ることはできませんでしたが精神的に落ち着いてアプローチすることができました。


今までの自分であればこんなテクニカルなコースではもっと大きく破綻していたか、最初に失敗した時点で「やっぱりダメないつもの私だ」と自信を失って、普通に走れるはずのセクションでも覇気のない走りになっていたと思います。


昨日のわずかな練習の時間中に突如自分の苦手な左旋回を克服するきっかけをつかんだこともあり、今日は、初めてトレインでのコーススラ(ウォームアップや大会後の練習走行)が楽しいと思いました。


本コースで、スタート失敗しても(酷いスタートでした。ほとんど止まっています)、低速がダメダメでも(酷いアダチでした。バイクが寝なさすぎてトランポエリアに飛び出しそうになっています)、規制が目にはいって失速してしまっても、諦めず集中力を切らさずに、むしろちょっと楽しんでコーススラロームを走れたのはまあ評価できるかと。


まだクラスタイムが出る、出ないで一喜一憂しているなんちゃってシードですが、壁を超えるきっかけをつかむことができつつあるならいいなあ。


腐らず頑張ります。


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05/22(日)D杯#1@桶川TEC-R

前日の練習では、リアブレーキを丁寧に、そして踏みすぎるくらい踏む。という練習をしました。
私の伏せ気味のフォームではリアの加重が抜けやすく、ちょっとリアブレーキを踏んだだけでもすぐにリアロックするのでリアブレーキを「踏むべきときにこれでもかと踏む」ということがなかなかできていませんでした。


しかし、フロントブレーキで確実に減速し、旋回の後半からリアブレーキに切り替えるということを体に叩き込むと、リアロックせずに低速セクションで確実にリアブレーキを踏むことができます。頭ではわかっていてもなかなか実践できなかったのですが、タンデムでタイムアタックコースを走ってもらったときに、回転でめちゃめちゃバンクしながらものすごく確実にゆっくり回っているのに倒れないのを目の当たりにして、もっともっとリアブレーキを踏めるようになりたいと結構練習して、タイムアタックでもそこそこ練習の成果が出るようになった。そんな翌日のD杯初戦。


猛暑&雨の中、自分史上に残る不本意な大会でした。
H1、H2ともにタイムは残るもののコースを見失うという有様。


H1は、おかしいな昨日の練習ではあんなに乗れていたのにやっぱりウォームアップと出走前8の字で感じたとおりバイクが寝きれていないな、と動揺しながら走っていたら島周りでスピードを落としすぎてしまい、フロントタイヤをとられて一瞬パニックに。


フロントタイヤ周りに視線を落としたあと、まだいける!と思いアクセルをあけたら車体が全然違う方向に向かっていました。動体視力に著しく欠ける私はどこに向かっているのかさっぱりわからなくなってしまったのですがなんとかコース復帰。


そのあとも諦めずにはしったのですがやはりバイクが寝きれておらず、前日の乗れている状態と同じようなフロントブレーキをかけたらバイクがおきてしまって、フリーターン祭りでことごとく失敗しました。前日あれほど基本のリアブレーキを練習したのに悔しい。


ただ、ほかにもコースを見失った人が大勢いたらしく、出走順はC2の真ん中へん。ほかのところは、自分が乗れていないかんじがしたわりに悪くないのかもしれない、H2ではフリーターンは全て回転だと思って進入しよう、きっといい走りができる気がする、と思って準備。


あえなく雨。自分がウェットに弱いことは知っているので、走るのをやめたらもう二度と怖くてコース復帰できないと思い、C2のウォームアップコースインから自分の出走まで、(途中、足が痙攣して2周くらい休みましたが。ツーリングライダーってすごいとおもいました)まったくバンクしていない状態で走り続けました。シケインになって後続車の皆さんごめんなさい。


今日と同様ディアブロをはいて走ったJAPAN前日の練習会では走り出しでいきなり転倒して後続車に突っ込まれて以来、ノービスの一番最後尾にもついていけず端っこでずっと一人で練習していたくらいなので、雨の中部大会ですごい走りをしていたNLVTRも見ている中、正直本当に走りたくなかった。


棄権しようかとか、出走前8の字で派手に転倒してリタイヤようかとか色々考えたのですが、考えようによってはおそらくこれより恥ずかしい経験はそうそうないわけで、これを経験すればもう怖いものはないだろうと思って走ることにしました。


結果、我ながら予想を上回るダメさかげんで、しかもH1では見失わなかったセクションへの入口を、探しながらゆっくり走ったのに見つけられないという動体視力のなさを見せ付ける走りとなりました。


ウォームアップで20km以上走りましたが、さすがウェットに強いVTR、アクセル開け際に滑ったことは一度もなかったので、バンクさせずにタイヤに加重をかける感覚さえわかればもっと積極的に走れると思うのですが、最近バンクすることでしかタイヤに加重をかけられていないのでウェットになると走り方が皆目わからなくなってしまいます。一度HMSでタイヤに頼らない走りをたたきこんでもらおうと真剣に思いました。


H2でおそらく参加者中最遅だろうと思われる走りを他人様にさらしたおかげで、怖いものがなくなるというお土産はついてきましたが、ここのところ練習していたことが何も出せずに、しかも2ヒートともにコースを見失うという消化不良な結果で非常に不本意です。結局NL6人中4人に食われてしまいました。ははは・・・。


昇格以来ずっと伸び悩んでタイムも落ちるばかり、毎回走り方がわからなくなってしまっていましたが、ここのところの練習では少し光明が見えてきて、タイムはシードタイムぎりぎりでも、楽しいと思えるようになってきていたので練習の成果がだせず本当に悔しい。


2ヒートともにまともなタイムが残らない悔しさ
練習してきたことができない悔しさ
自分に自信がなく、せっかくコースで一人旅なのに気持ちよく走れない悔しさ


また新たにいろんな悔しさを経験できて、大会は本当に自分の糧になります。次のJAGE杯は、結果はどうあれ気持ちよく走れるように頑張る。


リザルト
H1 2'07.852(迷走) +足付きペナルティ1
H2 2'29.941(迷走)


ベストタイム2'08.852
119.73%
クラス20位/38人
総合104位/165


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05/18(水)ふじの会

四度目にしてついにドライのふじを走れました。


パイロンだけで構成されるコースでタイムアタックするのは
めちゃめちゃ久しぶりだったのですが
自分が先を見るのがいかに遅いかを痛感しました。
「今は見えてないけどパイロンがあのへんにあるはず」と勘で走っているので
コースを完走するのに時間がかかってしまいました。


アイドリングをいつもよりだいぶあげて
空気圧をあげて、また下げて、とようやくまともに走れるようになったのが
昼休みで、昼休み返上して走りこんでようやく人並みのタイムが
出るようになりました。


当初周りのタイムに遠く及ばないので気が焦るばかりで
バイクにしがみついてオーバースピードで突っ込んでいるうちはタイムが出ず
茶屋の練習走行のときを思い出して
ニーグリップやら先を見ることやら、左旋回の倒しはじめを早くするとか
そういった基本を意識する余裕ができてきてからはタイムが上がりました。


ただ回転があまりにも決まらない。
オーバルから寝かせたまま入るような回転でもロックが解けてバイクがおきてしまうので
最後のほう、師匠に乗ってもらって少しいじってもらったのですが
また「逆操舵したときのような」スパッと寝るバイクになりました。


私は先行動作ができていないので、バイクにあまり早く寝られると
体がついていけずに怖がって寝ようとするバイクを中途半端なところで
おさえてしまうのでこういうセッティングのときは
師匠が乗るととてもタイムが出るのに私が乗るとむしろタイムが落ちる
というのが常だったのですが
ニーグリップをしっかりすると、スパッと寝るバイクに体が遅れないというのがわかりました。


寝ようとするバイクに素直にまかせると回転も力を使わずにロックを維持することができました。
(ロックを維持できるだけで速くは回れませんでしたが)


大体、うまく走れている感じがするときって
・体を先に入れるのではなく足の間でバイクを遊ばせるように倒す
とか
・旋回の外側のほうの腰骨をタンクにかぶせて地面にたたきつけるようなイメージで寝かせる
とか
・アクセルオンで膝をかかえてタンクを引き寄せるようにして、曲げた足をタンクをはさんだままブレーキングのときに旋回の外側、斜め前方に向かって伸ばしてけりだすようにする
とか
毎回「自分が出来ていること」に対して違う印象があったのですが
それって結局「ニーグリップができていて体が遅れていない」という状態なんだなと感じました。
これが今日の収穫でした。


ただ、後半にはだいぶ自然にできるようになったニーグリップと異なり
先を見ることはほとんど出来ませんでした。
苦手意識のあるこースであればあるほど自分のバイクや足元を凝視してしまいバイクを信用して目を離すことができません。


タイムは平凡、いい走りだったともいえませんでしたが
短い時間で収穫が多く
NLのライバルMさんの丁寧なマシンコントロールと技術を目の前で見て刺激を受け
またなによりもいい天気、いい路面で思うぞんぶんタイムアタックが出来て
楽しい練習だったので行って本当によかったです。


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05/15(日)事務茶屋杯#1と前後の練習

事務茶屋杯のリザルト。
115.63% 【C2 7/11 30/72】


・・・酷いリザルトです。


事務茶屋杯の前日、
「基礎が出来上がっていないうちに競技をはじめてそこそこのタイムが出るようになったから基礎をおろそかにしてしまっている。練習時間や距離は長いかもしれないけれど過去の反省が生かされていなくて同じ課題をずっと残したままただ走りこんでも意味ない」
といわれました。


基礎をおろそかにする気は毛頭なく、
基本に忠実な美しいフォームには憧れるのですが、
ごくごく基礎的なことでも怖くてチャレンジできないことで
ペンディングにしていることはたくさんあります。
(それがおろそかにしているということなのか・・・)


無我夢中で大会に出たり練習でタイムアタックしたりしているうちにもっと怖い思いをしたり、できなくて悔しい思いをしたりして、そのうちふとチャレンジしてみたらできるようになるかもしれない、と楽天的に考えて、とりあえず「おいといて」タイムアタック!実戦!・・・ところが2年も競技をやっていてもいっこうにペンディングにしていた事項はできるようになりません。


〜そんなレベルの技術と精神力でも競技が楽しめるのがVTRという車両のすごいところであり、そんなレベルでもシードタイムが出せるマシンを作れるのがメカニックとしての師匠のすごいところです〜


その上、今まで基礎ができていないところを「無理やりバンクさせる」ことでごまかしてタイムを出していたのに最近は特に左旋回でどうやってバンクさせればいいのかわからなくなってきて、それすらできなくなってきたので、ここ数回の練習では師匠にお願いして8の字の練習を見ていただきました。


目、肩、腰。どこぞの薬のCMみたいですが、練習会の会場でスタンドかけてバイクにまたがってひたすら後ろを振り向く練習だけしていた140%くらいの頃とちっともフォームが変わっていないことを指摘されました。パイロンをおくといきなりバンク角が減って下手になるのも同じ。


結局茶屋前日も、120%を切れずに悩んでいた頃にフォーム矯正のためにやっていた、「シールドの両端に目隠しテープを貼って視界を狭くし、目だけでなくて体で旋回の先をみる」という練習をやりました。


また、一方ではガッツセクションの練習もしました。


自分が参加できなかった中部大会のレイアウトに「出口が規制されたセクション」が多すぎるのを見て震え上がり
触発された中部帰りのチームメンバーがガッツセクションを多用したタイムアタックコースを作ってくれたのに
「フルロックで回転したあとの出口が規制されたコース」が怖くてどうしてもチャレンジできませんでした。


これではいけない、と思って
茶屋前日に一人で練習場の隅っこにガッツセクションを作ってちまちまと練習していたのですが、


(1)出口の曲がりきれないところにパイロンがあるかもしれないとおもって怖くて曲がりだすきっかけがつかめずどんどん遠くにいってしまう。


(2)曲がることはできるようになるが、フルロックが怖くて(いざというときにさらにハンドルを切ってバイクを立てるということができないので)怖くてフルロックできない。必然的にパイロン間を通れずコースアウトしてしまう。


(3)決めたところでフルロックできるようにはなるが、フルロックした状態でぎりぎりのところにパイロンが目にはいると「今この瞬間にもロックが解けてパイロンを踏んで転ぶかもしれない。だったら態勢を立て直せる今のうちにバイクを起こしてしまおう」と瞬間的に思ってしまい、バイクを起こしてコースアウトしてしまう。


と段階を踏み、何十回も挑戦してようやく、安全マージンを取らずにフルロックで回転することができるようになりました。


翌日の事務茶屋はまさかの、中盤とゴール前に出口の規制されたセクションのあるコースでした。
一夜漬けでヤマがあたったというべきところでしょうが
練習の成果はまったく出せませんでした、


当該セクションではコースウォーク時に何十回も「地面のここをフロントタイヤがなめるように回転を始めれば多少ロックが解けても絶対に通れる」と頭の中で何度もトレースしたのに、出走前8の字やそのセクションまでの間にうまくフルロック旋回ができなかったので自信を失ってしまい、結局想定以上に安全マージンを取ってしまいました。


ただ動画を見ると、回転そのものがフルロックできていなくて遅かったり、安全マージンを取りすぎていたりというのはもちろんですが、それ以上に、「きたる低速セクションへの自信のなさ」から、その前のアプローチの段階で異常にはやくアクセルオフし、だらだらと惰性で走る「心の準備の時間」としか思えないような距離が長いことのほうが重症です。


茶屋を終えた時点で自分の課題は
・肩。腰をまわして旋回の先を見る
・バイクを寝かせるタイミングを早くする。(特に苦手な左旋回が突っ込みすぎなので)
ニーグリップする。(両足で倒し込む)
・フルロックが目的ではなく手段になるようにする。走りこんでブレーキングしはじめの場所と量を覚えて出来るようになるのはあたりまえ。朝の1走目から確実にできるような進入のきっかけ、バンク角、ブレーキングを体に叩き込む。


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4/10(日)JAGE練@トミン

またまた更新が滞っていました。過去日付になりますが
1ヶ月単位くらいであったことを書いていこうかと。

結局大会が行われなかった4月。トミンで行われたJAGE練で、リアに、Unbeaten-02 RSを入れてみる。


【はいた直後のインプレッション】

    • 車高が上がって、地面が遠くなった気がして怖い。
    • 曲がらない。
    • 倒し始めてもタイヤのグリップで減速しない。エンブレもほとんどないので、当たり前だが「ブレーキでしか減速しない」車両になった。


【対策】

    • アイドリングを3500から2800に下げる。
    • 清水の舞台から飛び降りる気持ちで頭からコーナーに飛び込む。
    • ニーグリップといいつつ今までは外膝で適当に倒す感じで内側の膝はよく開いてしまっていたが両足ではさんで無理やり引き倒すようにする。


【よくなったところ】

    • リーンウィズでコーナーに飛び込むとようやくコーススラが走れるようになった。
    • フルロックでまわれないちょっと大きめの回転(3本くらいパイロンが立っている)は、今までは十分速度を落としてからアクセルをじわじわあけてタイヤのグリップを感じながら回っていたのに、アクセル全閉でも旋回速度がまったく落ちないところを無理やり膝でおさえつけて回るので、むしろディアブロやレンスポをはいているときより速い。
    • リアの車高があがったせいか回転のフルロックに入るのが早く、ロックが解けない。大きなコーナーに飛び込むのと同じフォームで回転に飛び込むことができ、リーンウィズなのでアクセルの開け始めも早くしやすい。


結果、D杯最終戦以来ブレーキキャリパー2回、ブレーキマスター4回、ブレーキパッド無数に交換してようやくフロントブレーキが落ち着いて以来おちいっていた、
「速くタイトにうまいこと走っている気がするのに全然タイムが出ない
(たぶんアクセル開けるタイミングと量が前と同じで、よくブレーキがきいているから当然タイム落ちる)」
という状態に対してよい劇薬として働いたのか、こてこてのタイムアタックコースでもタイムは悪くなかった。


しかしこの、かなりよい状態でディアブロにはきかえたらもっとタイムが上がるのではないかとはきかえてみたところ、グリップ感は最高、タイトターンの安心感も最高なのにタイムは落ちてしまった。


Unbeatenののったりした旋回に慣れてしまってディアブロの鋭い旋回に体がついていかず振り落とされそうになるのでハンドルをおさえてしまっていたという自覚もあり、かつパーシャルのコーナーでは「安心感はあるけどUnbeatenのアクセル全閉で走っていたときよりアベレージスピード遅い。もっとあけられるはず」という自覚もあった。


リアUnbeatenでいくか、ディアブロで行くか。迷った4月。


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