07/03(日)事務茶屋杯#2

今日もキューピーコーワゴールドのおかげで行ける!タイヤ交換してもらっていたおかげでコースウォーク1回しかしてないけれどなぜかあふれる自信。ウォームアップのスラロームも怖くない!ディアブロ最高!しかもコースはスタートしてすぐに8の字。スタートしてすぐに8の字が続く大会では私はいい成績を残しているので「なんかいけそう」な気がする。


出走前の8の字で、前日のように回転が決まらず、リアブレーキを解放しないとふらつくのが気になるがとりあえずスタート。


8分山のディアブロで走る大きな8の字ほど楽しいものはない。気持ちよすぎて直スラの前の折り返しポイントを見失って行き過ぎたけれど集中力は切れず。


下り坂の右回転は勇気がなくて進入のバンク角が浅く、なかなかロックに当たらなかった上に不安定でリアブレーキを小刻みに踏んで離してを繰り返しながらバランスをとって回っていたので遅い。


スロットル全開でふけきった状態でとびこむ左回転、自信がなくアクセルオフがはやすぎ。昨日の練習会で出来ないところを放置していたことを悔やみながら回っていたらどれだけ回ったかわからなくなる。左の小さいオーバルは加速とブレーキではなく開けっ放しで膝でねじふせて回ろうと思っていたのにすっかり目算が狂ってしまった。


右回転はやっぱりふらつきながらで遅い。1分30秒なんとかでゴール。ほかのシードのタイムを聞いていなかったので自分のタイムが遅いのかどうかわからなかったが、周りから「30秒なわけない。絶対なんかやってる」といわれ、やはり回転で回りすぎたのか?とおもいビデオ撮影してくれていたチームの人に聞いてみるが確証がない。昼休みにビデオで検証してようやく回りすぎを確信。


C2の上半分は20秒台前半で走っているので回転半周多かったとしても全然追いつかない。前半の8の字やスラロームの感触のよさとタイムが結びつかず、周りに「私の走りどうでした?」と珍しくきいてまわる。


2H目はウォームアップで少しずつアイドリングをあげ、出走前8の字でさらにあげるが大胆になりきれず、昨日ほど回転が決まらないままにスタート。


1H目で妙に自信をつけたのであちこちでオーバーラン。突っ込みすぎて旋回の準備が遅く、ブレーキでバイクが起きてしまうのを無理やりねじ伏せながら走る。おにぎりコーナーへの進入の前にはタイヤが暴れてびびってバイクを起こしてしまったため、そのあとライン通過までリズムに乗れない。回転もいまいち。1H目で失敗したところはまわりすぎなかったものの遅すぎて泣ける。


結局、「アタシの回転を見ろ」の部分だけが綺麗になくなった4秒UPの1分26秒なんとか。


同じチームのC2勢にはちょっとショックなくらい離され、「今日はめちゃめちゃ乗れてたのにこんなに離されるのか」と落ち込む。同時に、昨日うまくいかなかったところを克服する練習をせずに大会に臨んだことを悔やむ。


【動画を見る前に悪かったと考えていたところ】

■狭路通過のあとの右回転、下り坂なので倒すのをためらってしまったので遅い(H1、H2)
■H2で連続おにぎりに入る前にタイヤが暴れて怖がってバイクを起こしてしまったからそのあとのおにぎりコーナーにスピードを載せたまま入れなかった(H2)
■ライン通過のところで深くライン内に入りすぎて回転数が落ちすぎ(H1、H2)
■左の「の」の字旋回に進入する際のアクセルオフが早い(H1)
■左の「の」の字旋回にの進入でスピードを落としすぎて寝かせられなかった。フルロックにこだわらずにスピードを残してオーバルにつなげようと思ったのにどっちつかずになってしまい、アクセル開けっ放しでオーバルを回るつもりが結局加速と減速を入れなくてはいけなかった。(H2)
■最後の右回転の攻めが足りない。(H1、H2)


【動画を見る前によかったと考えていたところ】
■最初の3連続8の字とゴール直前の島周り。コース幅をめいっぱいつかって、バンクを深くし、スピードを落とさず走れたつもり。
■サーキット寄りの直線前の左270度。フルロックするのかしないのかどっちつかずにならず、フルロックしない、スピード落とさない、と決意したとおりに走れた。


動画を見てみたら、まあ低速系の反省点については自覚していたとおり。回転から脱出するときの加速が悪いのに、回転の弧の大きさもスピードもビッグバイクと同じじゃ話にならない。


ただ、よかったと思っていたところもそんなによくなかったことのほうがショック。


旋回の進入と旋回中のスピードはほかのC2選手に比べてそんなに遜色ないのだけれど、後半の旋回弧が大きいわりにアクセルのあけ始めが遅いから脱出で遅れをとってしまっている。旋回のスピードを落とさずに回れたことで満足して、パーシャルにしている時間が長すぎるみたいだ。


自分で「今まで苦手だったスラロームがすごくよくなった」とおもっていたのにほかのシード選手と同時再生すると明らかにスラロームでどんどん遅れをとっているのをみると、今までの自分の「ここからあける」というなんとなくのイメージを一度ぶち壊して全てのコーナーで無茶だと思うくらい早くからあけないとダメなのかもしれないと思った。


低速セクションも苦手だけれど、低速セクションそのものを早く回ることと同時に、もっと脱出を早くしなきゃいけないということを痛感した。


しかし、このことをマーシャルのH氏に聞いてみると、
「立ち上がりに問題がある」という着眼点については合っているが、その立ち上がりでもっと早くあけるために必要なのが気合と根性だという考え方が違っていたみたいだ。


気合と根性があってもあけようがないライン取りをしているのがまず悪い。突っ込みすぎを自覚できていない。
とにかく私はそのあけ始めのポイントをことごとくはずしているとのこと。


H氏いわくタイムの出ている選手は
「車種を問わず みんな立ち上がりで同じ位置に同じ姿勢で開け始めてるでしょ?
彼等はコース上で『ドコから開け始めるか?』をまず初めに見つけ出して そこに行く為にはドコからどうやって進入するか…を考えます。」
とのことだ。


どこから開けるべきなのか、そこからあけるためにはどこで減速してどのくらいのターン弧で進入すればいいのか、まったく考えていなかった。


今回の茶屋のタイムが公式戦の3〜4%落ちだとすると、私の好きなコースで、かつ好きなセクションはほぼイメージしたとおりに走れたという自覚があるのにぎりぎりクラスタイムというのは深刻だと思っていたけれど、イメージが間違っていたのであればまだ救いがあるか。


またこの日は、自分の走り以外にもとてもうれしいことがあった。このブログを通して知り合った女性がNクラスで大会デビューしたことだ。


私は同じつらさを経験したことがあるというだけで会ったこともない彼女に、「じゃあジムカーナやろうよ」って言っただけだけれど、バイク自体初心者で一緒に走ってくれる人もいなくて自走が怖かった彼女はお金と時間を(傍から見ていて不安になるほど)レンタル車両のHMSに費やし、私と対極の理系思考で頭を使って練習し、一方周囲の人に引っ張ってもらって自走で街乗りの経験値をつんで、やったこともないジムカーナのDVDを買いまくってイメトレし、わずかな土日休みのチャンスを利用してめちゃめちゃ遠い、私たちのチームの練習会場まで自走でやってきた。


5月、はじめて事務練の会場にきたときには、直スラでアクセルオンとオフのタイミングがまったく逆で、タイムアタックコースも先導されて数回体験走行するのがやっとだったのに、6月、私が病気で倒れている間にほかのチーム員に回転の猛特訓を受けて、7月にはトレインでステップ擦って走れるようになった。デビュー戦も、H1、H2ともにミスコースなしで立派に走りきった。


スラロームが速くなってきたから、自信がついてきたから、腕試しにジムカーナをやってみる」、じゃなくて一番初心者の段階からジムカーナを競技としてとらえて、戦うために必要な練習と投資をする、という競技者志向の人はNLではもちろんノービス全体でもそうそういないんじゃないだろうか。そうやって育っていく彼女がこれからどういう成長を遂げるのか興味しんしんだ。


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