10/25(土)ジムカーナ練習会@アクセルモータースクール

ここの練習会ももう3回目です。
なかなか参加者の方の顔と名前とバイクが一致しないのですが、今日は計測スタッフのローテーションを決めてもらえたので、お手伝いしやすくてよかったです。


タイムアタックも自由に走っていいことになっていたので、お昼休みのすいている時間にコースを覚えるためにせっせと走って、夕方のすいてきた時間に8の字とタイムアタックを交互に走る、というようなやり方ができて、気が楽でした。


今日の練習の目的は、前回の練習の最後に交換したタイヤに慣れること!前回は、初めてのラジアルタイヤに交換したあとわずか10分くらいしか走行できなかったので、今日一日で慣れなくてはいけません。


さらに、リヤブレーキパッドも交換してもらいました。純正から、効かないパッドへの交換です。ちょっと触っただけですぐにロックしてしまい、大会やタイムアタックの緊張する場面では触るたびにお尻が流れてまともに走れなかったのですが、何人か他の方が乗ったときにも「リアブレーキ効きすぎかも」というご意見があったので、交換してみることにしました。


これがとってもイイ!とにかくブレーキに触らないようにして走っていたのが、きちんとブレーキを使って走れるようになりました。今日はウォームアップコースもコテコテ、タイムアタックコースも超コテコテだったので、ブレーキパッドを替えていなかったら全然走れなかったと思います。


このタイムアタックコースには泣かされました。作ったチャンピオンが「狭すぎましたね」と言っていたくらい狭かったです。3.5メートルくらいの直スラやロックtoロックのオフセットはVTR万歳!と思うくらい楽しかったのですが、制約のある箇所の回転ではどうしても膨らんで砂の上までいってしまってずるっとすべる。アダチセクションはどうしても通れない。今までは比較的「速く走ろうと思わなければ初心者でも通れる」ような、制約の緩いコースしか走ったことがなかったので、ジムカーナの壁にまたひとつ突き当たった思いでした。


今まで自車両でフルロックで走ったことがなく、VTRならフルロックで走る場面なんてそうそうないよね、と言い訳して練習していなかったのですが、今回は小さく回れないと話にならないコースだったので、覚悟を決めてひたすらフルロックで8の字の練習をしました。


最初は全くフルロックにならず、向きがかわってアクセルを開ける寸前にたまに「こつん」と当たることがあるというレベル。旋回の入り口はリーンウィズで入っていいから回転の最後でリーンアウトにしてバイクを押さえ込むんだ、といわれても怖くて体がおきるとバイクもおきてしまって旋回半径は縮まりません。無理やりハンドルを押したり引いたりしてフルロックにすることを意識しても、ロックする前にアクセル開けなきゃいけないタイミングになるのです。かといって早いタイミングで押したり引いたりすると、逆ハンでバイクがおきてしまいます。


ハンドルを切ることに気をとられていて上半身を使うことを忘れてる!ハンドルを切るときもちゃんとバンクもするし腰も回さなきゃ、と先生に言われて、上半身を回すことも意識すると、少しバンクの角度がついてきて、旋回がふらふらしなくなってきました。


まずは「ベストのタイミング」で無理やりフルロックにする練習をして、何周しても「ここだ!」と思うタイミングでハンドルを引っ張ってガツンとフルロックにできるようになると、もうフルロックで旋回することへの怖さはすっかりなくなっていました。右旋回は自然にできるのですが左旋回は3回に1回くらい失敗します。たぶん右側はリアブレーキがあるので自然に内側のステップを踏み込んでいるけれど、左側はブレーキがない分ちょっとだけ荷重が足りないのかな、と思って左側に少しだけ体重を乗せることを意識すると、左旋回でも失敗しなくなりました。


ジムカーナ選手のように、旋回の際にバイクだけリーンアウトで先に倒して、一瞬後にバイクの向きが変わってから振り向く、というのを試してみるようにと言われたのですが、これはできない!腰は旋回方向に向けるけど顔は向けないなんて無理ー! でも、顔を向けないでバイクを寝かせるためには意識的に旋回の前半でえいやっとバイクを倒しにいかなくてはならず、この練習をした後では「旋回の前半でバイクを倒す」という意識を持つことができるようになりました。


さらに、8の字を繰り返して、フルロックが怖くないとおもうほどにフロントブレーキでタイヤを押さえつけていたら、いつの間にか「怖い」と思っていたラジアルタイヤに慣れていることにきづきました。今までやったことがないくらい頑張ってブレーキをかけると、すごく安定します。


この練習をした後でタイムアタックコースに臨むと、午前中全くとおれなかったアダチセクションが通れた!臆せずにハンドルをガツンガツン切る練習をしたおかげで、本当にぎりぎりですが通ってタイムを残すことができました。午後14時すぎのことでした。アダチセクションを通れるようになるまではしょんぼりしてお昼ごはんものどを通らなかったのですが、ようやくお昼ごはんが食べられました。


何度かタイムアタックを繰り返して、8の字エリアに行って、さらにめいっぱいフロントブレーキをかけてタイヤをおさえこむ練習をしていると、右旋回では無理やり引っ張らなくてもブレーキを握っている間にすーっとフルロックになり、さらにじっと我慢しているとそのまま360度回転できたりするようになってきました。大喜びです。


これで自信を持ってまたタイムアタックに行くと、今度はガッツ8の字で、旋回速度を残したままパイロンから遠く離れて戻ってくるのではなく、パイロンの近くでじりじりと小さい半径で回れるようになりました。回転も、フルロックでは出来ませんでしたが旋回半径が少し小さくなって、砂の上までいかなくてすむようになり、怖くなくなりました。


でも・・・タイム落ちたorz 3秒くらいタイムが落ちました。やはりVTRではこういう走り方は向いていないのでしょうか・・・。回転は、フルロックは使わないまでももっと小さい半径でまわらなければいけないとおもいますが、(私の回転はあまりにフリーダムで1周4秒くらいかかっているので、制約のあるところでは回れないと思います)ガッツ8の字とかはある程度速度を保ちながらバンク角を深くして回る、という方向の練習をしたほうがいいのかなぁ。


とはいえ、練習で何周もぐるぐる回っていればできること、をタイムアタックの一連の流れの中でやることはまだまだ出来ませんが、今まで小さく回れなくて制約のあるセクションでは通れるかとおれないかイチかバチかで通ってみるまで分からないのですごく不安だったのが、少し苦手意識が克服できました。やったね!


リアブレーキが調子よくなって、小さいところも回れる自信がついたし、フロントタイヤもフロントブレーキをかけまくれば安定して走れると分かったので、翌日の大会に向けてずいぶん不安材料がなくなったのでした。


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