スキーとバイク

この週末、一日有休をつけてスキー講習会合宿にいってきた。今までアパレル関係のスキーとバイクの共通点についてばかり書いてきたけれど、動きの面でもいろいろと似ていて面白かった。


自分のすべりは10〜15年前にスクールで習ったままで止まっていて、ノーマルスキー用の「スキーをずらすことによって曲がる、外足過重でのターン、上下動を使ってのターンのきっかけ作り、腰・上体は常に谷向き(外向くの字)」だったのだけれど、今回カービングターンの基礎を習って、「スキーの切れによって曲がる、内足過重によるターン、上下動ではなく左右の過重の切り替え、腰・上体は常に板(進行方向)に正対」の滑りに変わった。・・・いや、変われてないけれど、変わろうとしている。


前者は全くバイクとは似ていないけれど、後者はかなりバイクに似ている。特に体を内側に傾けて、内足を加重して畳み、外足を伸ばしてターンする感じとか、上体の回しこみとか。腰・上体の動きは、今までは体が山のほうに向かないように常に体を開いて谷に向いていたのに、今の滑りはバイクのハンドルを持っているみたい。曲がりたい方向を向くというのはバイクの練習でも一番最初に言われることだよね。


上体を先行させて無理やりテールをずらして振って曲がるわけではないけれど(バイクでいうとセルフステアを妨げて無理やりハンドルを切るかんじ、に相当するかな?)上体を先行させることで、スキーの切れによって生ずる力の方向を誘導するかんじが似てるなあと。


今までスキーとバイクは「体重移動による切り替えで小回りする感じ」しか共通点を見出せていなかったけれど、共通点が増えて、両方の楽しみが増えたかんじ。


自分の中でのスキーの位置付けの変遷は以下のとおり

苦行(幼稚園年長〜小学生)⇒年に2回だけ会える友達と会うための季節のイベント(中学生〜高校生)⇒レジャー(大学生〜社会人3年目)⇒スポーツ(社会人4年目〜?)


この冬はちゃんとスポーツとして取り組もうと思っているので、2月の週末はバイクはほとんどおやすみになりそう。せっかく大型教習も受けて少しバイクへの恐怖心が払拭できたところで、さらに初級についに挑戦しようというのに(1月の初級は受講します!)また振り出しに戻ってしまう気がするけど、バイクは3シーズン、スキーは1シーズンなんだからスキーを優先してあげないとね!